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最初の住民
■最初にカナダに定住した人間は、約2万年前にベーリング海峡を渡ってきたシベリアの狩猟民と言われています。彼らの子孫は南北アメリカ大陸全土に広がり、その後も次々と移民の波がカナダに押し寄せてきました。
■約5000年程前にはドーセットという民族が移住し、彼らが最初のイヌイットと言われています。
 
憲法に定められた先住諸民族
【ファーストネイションズ】
■カナダ全土に住んでいた先住民族。現在も保護地区内で生活する者たちは政府の保護が保障されている。
【イヌイット】
■北極圏のシベリア極東部・アラスカ・カナダ北部・グリーンランドに至るまでのツンドラ地帯に住む先住民族の総称で、カナダでは北部に居住し、ヌナブット・テリトリーの人口の約80%を占めている。
■以前は「エスキモー」と呼ばれていたが、エスキモーとは東カナダに住むクリー族の言葉で、「生肉を食べる者」を意味する。そのため差別用語とされ、1970年代からカナダでは「イヌイット」と呼ばれるようになった。これは「人々」を意味する。

■カナダ以外の地域では「エスキモー」と呼ぶことに何も問題はないらしく、アラスカでは「エスキモー」という呼称はれっきとした公用語となっており、特に差別用語ではないという。アラスカエスキモーは「イヌピアト」などとも呼ばれ、シベリア、セント・ローレンス島在住の少数民族は「ユーピク」と呼ばれているようだ。逆に、カナダのバフィン島やグリーンランド方面に住む少数民族の呼称である「イヌイト」と呼ばれることの方が差別的と言われている。

【メティス】
■フランス人やイギリス人の毛皮商と結婚した先住民の子孫。マニトバ州やサスカチュワン州に多く住んでいる。
 
森林諸部族
■南部の森林地帯には森林諸部族と呼ばれる狩猟民族が住んでいた、彼らはアサバスカ語、アルゴンキン語を話した。また、軽くて持ち運びの出来るカバノキの樹皮で作ったカヌーを使用し、生活していた。
■セントローレンス川流域にはイロクォイ族が集落や小屋を造り定住していた。彼らは、トウモロコシやカボチャなどの農業を営み、政治的組織も確立していた。
■イロクォイ同盟と言われる、セネカ、モホーク、オノンダガ、オナイダ、カユガの各部族で構成された組織を作り、イロクォイ族はアルゴンキン族との交易を行っていた。また、彼らは好戦的で、敵対していたヒューロン族を崩壊に追い込んでいった。
 
平原諸部族

■広大な平原地帯には、クリー族、アシニボイン族、ブラックフット族などの平原諸部族が生活していた。彼らは狩猟を中心とし、草原を移動するバイソンを好んで獲物としていた。狩猟には道具を使わず、バイソンを崖っぷちに追い込み、崖から落として捕獲するという独特の狩猟方法であった。

 
太平洋岸諸部族
■太平洋岸一帯に暮らしていたハイダ族は、魚や獣肉が豊富に確保できた為、食料を求めて移動する事は無かった。そのため、高度な建築技術や長距離航海の可能なカヌーなどが作られ、交易も発達していた。彼らの作る工芸品や衣服などは精巧な装飾が施され、また、巨大なトーテムポールは現在でも圧倒する迫力がある。
 
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